秋のウィーンは、街全体でワインを楽しむ季節へ。ハイキンデー

ウィーンは、市域内に本格的なワイナリーを持つ世界で唯一の大都。秋になると、市内のブドウ畑では収穫の時期を迎え、郊外の丘陵地にある伝統的なワイン酒場には、地元の人々が集まり、できたてのワインや郷土料理を楽しむそうです。そんなウィーンの風物詩、ブドウ畑を歩き、造り手と触れ合い、ホイリゲ(ワイン酒場)で味わうイベントをご紹介。

以下、ニュースリリースです。


音楽や芸術の都として知られるウィーンは、秋になると、街全体がワインの魅力に包まれる特別な季節を迎えます。市内のブドウ畑では収穫の時期を迎え、郊外の丘陵地にある伝統的なワイン酒場には、地元の人々が集まり、できたてのワインや郷土料理を楽しみます。ウィーンには、秋のワインシーズンの到来を季節の風物詩として楽しむ文化があります。ブドウ畑を歩き、造り手と触れ合い、ホイリゲ(Heuriger)で一杯を味わう―。食と自然、そして街全体を五感で楽しむ深い体験に出会えます。

Kellergasse, Stammersdorf / Wine cellars, Stammersdorf

ウィーンは、市域内に本格的なワイナリーを持つ世界で唯一の大都市です。市内には約600 ヘクタールのブドウ畑が広がり、年間約250 万リットルのワインが生産されています。都市でありながら、街のすぐそばでブドウが育ち、ワインが造られていることが、ウィーンならではの魅力です。ブドウ畑の約85%は白ワイン用品種で占められ、代表的なワインが「ウィーナー・ゲミシュター・サッツ(Wiener Gemischter Satz)」です。

3 種類以上のブドウ品種を同じ畑で育て、一緒に収穫・醸造する伝統的な製法で造られるこのワインは、2013 年にDAC(原産地呼称制度)に認定され、2024 年にはEU の原産地名称保護対象にも追加されました。現在では、ウィーンのブドウ畑の約40%を占めるまでに成長し、伝統を守りながら、気候変動にも対応するワインとして注目されています。


ユネスコ無形文化遺産「ホイリゲ」で味わう、ウィーンの秋ウィーンのワイン文化を象徴する存在が、ホイリゲ(Heuriger)*です。ホイリゲとは、自家栽培したワインを提供する伝統的なワイン酒場。自家製ワイン、郷土料理、緑豊かな庭園、温かな雰囲気が一体となった、ウィーンならではの食体験を楽しめます。ホイリゲ文化は、ウィーンのカフェ文化、ソーセージスタンド文化とともに、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

ブドウ畑を歩く「ワインハイキング」と秋限定の味

秋のウィーンでおすすめしたい体験が、ブドウ畑を巡るワインハイキングです。市内には多くのハイキングコースがあり、丘陵地のブドウ畑を歩きながらブッシェンシャンク(Buschenschank)*へ向かうことができます。毎年開催される「ウィーン・ワインハイキングデー」では、複数のルートを巡りながら、ワイナリーでワインや郷土料理を味わうことができます。今年は9 月26 日と27 日の2日間開催されます。

また、秋だけ楽しめる名物がシュトゥルム(Sturm)は、発酵が始まったばかりのブドウ果汁で、「ワインになる途中」の季節限定ドリンクです。地元では、左手で飲み、「マールツァイト!(Mahlzeit)」(召し上がれの意)と言って乾杯するという、ユニークな習慣も残っています。


進化しながら受け継がれていく―世界が注目するウィーンワイン

ウィーンのワイン文化は、若い世代の造り手たちによって新たな進化を遂げています。その一つが、ウィーンの14 のワイナリーから集まった17 名の若手ワイン生産者による団体、REBENTANZ(レーベンタンツ)です。代々続くワイン生産者の家系にルーツを持つメンバーも多く、ウィーンの伝統的なワイン造りを守りながら、現代的で新しいウィーンワインの魅力を発信しています。


レーベンタンツは2021 年にイベントをスタート。ウィーンのワインを、進化するフードシーンや音楽、趣のある会場と組み合わせ、これまでとはひと味違ったワインの楽しみ方を提案してきました。こうした活動を通じて、次世代を担うウィーンの若手ワイン生産者とそのワインを紹介するとともに、ウィーンのブドウ畑を経済的・環境的に持続可能なものとして次世代へつなげることを目指しています。伝統を受け継ぎながら新しい感性を取り入れることで、ウィーンのワイン文化は進化を続け、世界中のワイン愛好家から注目を集めています。

ウィーン市観光局 https://www.wien.info/ja

TOP