縄文時代の7300年前、九州南方沖の海底火山・鬼界カルデラの大噴火は、実は、完新世(1万1700年前~現在)において、世界最大だったとか! しかも今も山が火を噴く薩摩硫黄島(以下、硫黄島)。そんな自然の鼓動を感じる、生きる火山島の楽しみ方を

鹿児島市の南約100~150キロ、3つの島からなる三島村の島の一つ、硫黄島。鬼界カルデラのエッジに位置する、一周約19キロの火山島です。人口は138人(2023年7月)、そのほとんどが硫黄島港周辺に広がる集落に暮らしています。すれ違えば挨拶をしてくれる、そんなのどかな雰囲気です。

今も生きる活火山を体感する


海中に広がる鬼界カルデラは、約58万年前から繰り返された巨大噴火によって形成されました。特に約7,300年前の噴火は、遠く関東や北信越にまで影響したという激烈ぶり。噴出した溶岩がホバークラフトのように高速スピードで海面を走り、九州南部に到達したのだとか。この時、鹿児島の縄文人のほとんどが犠牲になったそうです。7,300年前って、地質形成の尺度で考えたら、つい最近の話です。そんなホットな活火山の島が硫黄島なのです。
この旅プランでは、活火山の
パワーと恩恵を体感します

ネイチャーガイドと一緒に硫黄岳山麓の噴気孔を目指します。登山時は、ヘルメットとガスマスクを装着。小さな岩でも上から落ちてきたら、要注意です。
そして硫黄成分でネオングリーンに変色した噴気孔のエリアへ。鍾乳石のような岩の原のところどころに白い煙が立ち上り、足裏も心なしか熱を感じます。石は少し力を入れるだけで、パラパラと砕けます。目の前に広がる草木のない、白と蛍光グリーンの城塞のような光景は、かえって自分の生について意識が向けられるかもしれません。



温泉めぐりも、
超レアな”野湯”めぐり!

火山の恵といえば、温泉! 硫黄島には海がすぐ近くまで迫る露天風呂も迫力ですが、おすすめしたいのは、“野湯”! これは、人里離れた海沿いや山間などの“野に湧いている”、つまり自然の中に自噴している温泉のこと。加えて、温泉施設のような人の手が加わっていないところをいうのだそうです。


ガイドさんの案内で、背丈ほどの草むらや道なき道を進み、穴之浜へ。潮だまりを見ると、ふつふつ海水が湧いている場所がいくつかありました。岩のくぼみにハマるようにして、ちゃぽん。この浜ではカメを幾度か見かけ、キズを癒しにやってきているのかな、と想像が膨らみます。
穴之浜の海はエメラルドグリーン。ところどころで色の濃淡が変わっています。硫黄岳の流紋岩から溶け出したアルミニウムや鉄やケイ素が溶け出し、海水と反応しているからだそう。潮流や風の具合などで色が変わるため、“七色の海”と呼ばれています。
さらに、上級者(⁉)というか、野湯の探究者(⁉)は、船を手配して、新硫黄島へ渡り、岩場からお湯が噴き出ているスポットへも案内してもらえます。


!旅先名を記載!
モデルスケジュール
1日目
鹿児島前泊も楽しんで
日本各地から鹿児島空港へ。
空港から鹿児島空港連絡バスで鹿児島市内へ。
ホテルにチェックイン後、ディープな路地裏・名山堀で飲み歩きはいかがでしょう?
2日目
フェリーみしまに乗船して、
硫黄島上陸!
朝:フェリーみしまに乗船
午後:硫黄島に到着。島民が奏でるジャンベがお出迎え
ガイドと共に硫黄岳の噴気孔エリアへ向けて登山
島内の宿泊施設泊
3日目
島内&船を利用して野湯体験
島内の海にせり出した露天温泉や野湯を満喫。
船をチャーターして岩場から湯が噴き出す超レアな野湯へも!
島内の宿泊施設泊
4日目
最終日、フェリー→飛行機
午前:フェリーみしまに乗船
午後:鹿児島港に到着。
ターミナルからリムジンバスで鹿児島空港へ。
空港到着後、各自のフライトで帰路へ。
※難易度は⭐︎が多いほど難易度が高くなります
※ツアー料金目安に含まれるものは、往復航空券、鹿児島空港から鹿児島市内へのシャトルバス、鹿児島市内でのホテル1泊、フェリーみしま(2等往復)、硫黄島での民宿2泊、硫黄岳ガイド、野湯ガイド、野湯の船チャーター、食事(朝2、昼2、夜2、民宿より帰りの船のお弁当付き)。※鹿児島市内ホテルから鹿児島港南ふ頭まではタクシー移動(別料金)になります。 ※名山堀での飲食は含まれていません。
※フェリーみしまの運航予定表の発表後、旅のスケジュールが確定します。※硫黄島内の宿泊施設の客室数に限りがあるため、日程のご希望に沿えないことがあります。※悪天候によりスケジュールが変更になる場合があります。
※お問合せをいただいた際、再度、ご希望の日にちでの料金をご提示いたします。 ※添乗員なし

この人が旅プランを考えました
古関千恵子
ダイビング専門誌を経てフリーランスに。海外旅行雑誌『AB-ROAD』のビーチ担当、地球の歩き方MOOK『世界のビーチ&リゾート』などでコンセプター&ライターなどで執筆し、いつしか“ビーチライター”という肩書に。平均月1~2回の海外ビーチを経験すること35年。『CREAweb』、メンズ誌『Safari』などで連載中。
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