21世紀になっても科学で解明できないこともあるんだなぁとびっくりしたのが、“魔女の島”と称されるフィリピンのシキホール島。しかも、魔女お手製の“惚れ薬”も手に入れることができます。惚れ薬の効用をお約束するわけではないので、悪しからず。

”魔女”ではなくて、人々を癒すヒーラー

“魔女の島”と呼ばれるシキホール島は、セブを含むビサヤ諸島の南部に位置する、一周約102キロの小さな島です。
ひと昔前まで、本当に魔女がいると信じるフィリピン人もいて、島に近づきたくないと恐れられていたとか。
さらに、夜中に沖を通過した船は、まるで炎が揺らめくように島が光を放っていたと、スペイン語で“イスラ・デル・フエゴ”、つまり“火の島”と呼んでいたとか。
ちょっと、コワイですよね?
でも、実際訪れてみて、魔女と呼ばれる人たちと話しをしてみると、彼らにほぼ共通していた点があります。先祖代々霊能力を受け継いでいること、ある日突然、神が現れて「人々を助けてあげなさい」と告げられたこと、どこが悪いと説明を聞かなくてもその人に触れただけで不調な場所がわかること、など。
おそらく、代々続くヒーラーの家系の人なのでは?と。その癒しのパワーが強すぎて、魔女だと恐れられてしまったのではないか?と推察します。
今回のツアーでは、いろんな癒しの手法をもった“魔女”さんたちをたずねます。


惚れ薬を手に入れに、山間の村へ


ツアーでは、「ラブ・ポーション」という惚れ薬を扱う、山間の村に暮らすアニーさんの家へ訪問します。
このラブ・ポーションは、“惚れさせる”というより、“人と人をつなげる”不思議な薬。恋愛のみならず、仕事のつながりも生まれるそうです。希望者は購入することもできます。
アニーさんの家では、フィリピンの伝統的なマッサージ「ヒロット」を体験します。
カラダをさすった卵の中から曲がったクギが!


生卵を使う「アゲ・サ・イットログ」のヒーラーのハニーさんと、ヒロットを行うヴァージーさんが待つ家へ。
まずヒロット・マッサージを受け、カラダを整えてもらいます。その後、不思議なリチュアル(儀式)のアゲ・サ・イットログを体験。
まず、生卵を手渡され、仕掛けがないことを確認。そのあと、ハニーさんはキャンドルを片手に持ちつつ、卵を私のおなかに押し当てたまま、耳元で祈りを唱え続けます。
祈りの後、卵をスプーンで割ると、皿にするりと流れ出た白身の中に曲がった釘が! 2回のリチュアルで計6本の釘が卵から出てきました。
ハニーさんの手元をよそ見することなく、じーっと凝視していたので、クギを仕込む隙はなかったと思います。本当に、どうして?
私はクギでしたが、ガイドさんはヤスデが入っていたことがあったとか。
それから数年後、ハニーさんのところへ再訪した時には、「元気そうね」と言われ、生卵の中からは何も出てきませんでした。
ボロボロ? ブクブク? コップの中に体内の悪いものが⁉

「ボロボロ」を行うイキンさん宅へ。
ボロボロとは、ストローをさしたコップをぶくぶくと息を吹き込みながら身体の上で移動させ、患部にあたると、異物がポロッと水の中に現れる、というもの。
私の場合は、喉付近から巨大魚のフンのような塊がぼろぼろと、水が汚れるくらい出てきました。あまりに大量で、ちょっと引いてしまうくらい……。
ドラマティックなホタルの木も!
ツアーではシキホール島が“火の島”と呼ばれるようになったゆえんである、“ホタルの木”へも訪れます。これまた不思議なことに、特定の木に雌雄のホタルが集まり、プロポーズ合戦を繰り広げます。
木全体が明滅するというより、ちらちら光が揺らぐようで、風が吹くと光が火の粉のように舞い上がります。そしてカップルが成立すると、オスがメスを抱きしめたまま地面へ落下。まるで小さな流星のように、ひとつの光がスーッと落ちていきます。
このホタルの木はシーズンものというより、通年、日によって集まるホタルの数の多さや木は異なるそうです。
ステイ先はリゾート派?それともネイチャー派?


シキホール島のおすすめステイ先はオンザビーチの5ツ星リゾート、ココグローブ・ビーチリゾート、もしくはヴィラ・マーマリン。
ココグローブ・ビーチリゾートは島の南西に位置し、華やかな中心的エリア。オンザビーチに位置し、敷地内は豊かなトロピカルガーデンが広がっています。プールやレストラン、スパなどリゾートに欲しい施設を整えています。
もうひとつのヴィラ・マーマリンは北に位置し、こちらはアットホームな雰囲気が魅力のネイチャー派。オーナーが日本人なので、なにかと相談にものってもらえます。また、オンザビーチにあり、4~10月は海の輝きが増すオンシーズンです。
ツアーではこの2軒もしくはココグローブの同等クラス、ヴィラ・マーマリンの同等クラスになります。
!旅先名を記載!
モデルスケジュール
1日目
起点となるマニラか
セブへ
拠点となるマニラまたはセブへ向かい、まずは1泊。マニラは街遊び、セブはリゾートライフを。マニラ経由の場合、ドゥマゲッティで1泊という選択肢も
2日目
シキホール島へ
マニラからは空路ドゥマゲッティへ、そこから船で。セブからは船でシキホール島へ。着後はリゾートでのんびり。
3日目
魔女さん宅をホッピング
いろんなタイプの魔女さんがいるので、1~3人のお宅へ訪問。ヒーリング体験を。
4日目
ビーチでのんびり&夜にホタルの木へ
ダイビングやリゾートのビーチで海遊び。滝へピクニックなど、昼間は自由時間。夜、ガイドと共にホタルの木へ
5日目
帰国の途へ
マニラまたはセブへ戻り、日本へ帰国。
※難易度は⭐︎が多いほど難易度が高くなります
※難易度の説明 アクセスのハードルがやや高い。魔女めぐりは日本語ガイドが担当。

この人が旅プランを考えました
古関千恵子
ビーチライター。ダイビング専門誌を経てフリーランスに。海外旅行雑誌『AB-ROAD』のビーチ担当、地球の歩き方MOOK『世界のビーチ&リゾート』などでコンセプター&ライターなどで執筆し、“ビーチライター”という肩書に。平均月1~2回の海外ビーチを経験すること30余年。『CREAweb』、メンズ誌『Safari』などで連載中。
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